バイナリーオプションで逆張りの手法を採用されている方も多くいらっしゃることでしょう。
今回は、逆張りの手法の勝率をあげてくれるのに欠かせないインジケーターについていくつか紹介します。
◆逆張りとはどんな手法?逆張りに適した相場はどんな相場?
まず、逆張りとはどんな手法なのかについて簡単におさらいしておきましょう。
逆張りとは、「チャートの動きに逆らった方向にエントリーを仕掛ける手法」のこと!
具体的なエントリーポイントをご説明します。
チャートの形 | エントリー方向 |
---|---|
上昇中 | 下落方向 |
下落中 | 上昇方向 |
★チャートが上昇中・・下落方向にエントリーする
★チャートが下落中・・上昇方向にエントリーする
合わせて覚えましょう!
◉逆張り、順張りともに適した相場があります。
逆張りに適した相場・・「レンジ相場」または「ボックス相場」
「レンジ相場」または「ボックス相場」は上昇と下落を繰り返しているのが特徴です。
見たことあります!
順張りに適した相場は「トレンド相場」です。
「トレンド相場」は上昇もしくは下落方向に勢いづいて変化する相場です。
◆逆張りに適したレンジ相場は比較的売買が落ち着いている時にできやすいです。
レンジ相場についてはこちらの記事を参考にして下さい!
★バイナリーオプションの「レンジ相場」って?分かりやすく解説します!
◆順張りに適したトレンド相場は、売買が集中しているときに発生しやすいことも併せて覚えておきましょう。
◎各手法に適した相場とチャートの特徴
手法 | 適した相場 | 相場の特徴 |
---|---|---|
逆張り | レンジ相場 または ボックス相場 | チャートの形は上昇と下落を繰り返している 比較的売買が落ち着いている時にできやすい |
順張り | トレンド相場 | チャートが上昇もしくは下落方向に勢いづいて変化する相場 売買が集中している時に発生しやすい |
これも覚えておくと、それぞれの手法をより成功させやすくなりますよ。
逆張りの有効な価値かたのコツについてはこちらを参考にしてください
★バイナリーオプションの逆張りって?有効に勝つためのコツとは?
◆逆張りにおすすめのインジケーター
逆張りについての理解が深まりましたね。
さらに、逆張りと相性の良いインジケーターについていくつか紹介します。
逆張りにおすすめのインジケーター1:RSI
まず、最初におすすめしたいインジケーターの一つめが「RSI」です。
RSIは、「Relative Strength Index」の略です。
日本語に訳すと「相対力指数」と言われます。
米国のアナリスト、J.W.ワイルダーという人が開発した有名なインジケーターの一つです。
チャートの状態から、売られすぎ、もしくは、買われすぎを見極められるのが特徴です。
50%を境にして、売られすぎ・買われすぎを判定する指標になります。
50%以上の値で買われ過ぎの傾向、50%以下で売られすぎの傾向にあるという指標です。
値が大きくなればなるほど買われすぎであり、多くの投資家は大体70から80%以上を目安としています。
売られすぎの指標も同様で、値が低くなればなるほど、売られすぎであり、20から30%以下を目安にされている方が多いです。
売られすぎの場合はじきに買われ、買われすぎの場合はじきに売られるという原理に則って、使用します。
RSIの具体的な使い方
- RSIが70から80%以上の時
→買われすぎのため、じきに売られ、チャートが下落すると予想して、エントリーする - RSIが20から30以下の時
→売られすぎのため、じきに買われ、チャートが上昇すると予想して、エントリーする
RSIは、メジャーなインジケーターです。
◎判断も比較的簡単なため、初心者でも、利用しやすいと言えるでしょう。
逆張りにおすすめのインジケーター2:ストキャスティクス
続いての逆張りにおすすめのインジケーターは「ストキャスティクス」です。
ストキャスティクスはアメリカのチャート分析家ジョージ・レーンしにより1950年代に考案されました。
RSIとともに人気のあるインジケーターの一つです。
◎ストキャスティクスの特徴
- チャートの様子から売られすぎ、または、買われすぎを判断するインジケーター
- %K線と%D線、そしてS%D線という三つの数値を使用する。
- これらの線が交わる通称「ゴールデンクロス」「デットクロス」が現れた時がエントリーする判断となる
2本の線は%K線と%D線と呼ばれます。
これら2本の線の関係から、売られすぎ・買われすぎを読み解いて、エントリーのチャンスをうかがいます。
線の名称および読み方 | 特徴 | 別名称 |
---|---|---|
%K線 (パーセントケー) | ストキャスティクスの基本となる線 | 短期線 |
%D線 (パーセントディー) | %K線を平均化した線 | 中期線 |
S%D線 (スローパーセント) | %D線を平均化した線 | 長期線 |
- %K線と%D線を「ファストストキャスティクス」と呼びます。
最もポピュラーな利用線
- %D線とS%D線を「スローストキャスティクス」と呼びます。
ダマシが少ないという特徴があります。
具体的にどのような現象をいうのか、教えて下さい!
バイナリーオプションの取引では良く出てくる言葉なので、おさえておきましょう!
- ゴールデンクロス・・チャートの値がもうじき上昇するサイン
◎エントリー方向 | 上昇方向 |
---|---|
◎数値による判断 | %D線・S%D線が共に20%以下を示すとき |
◎線の見方 | S%D線が%D線を上から下に抜いたとき |
- デットクロス・・チャートの値がもうじき下落するサイン
◎エントリー方向 | 下落方向 |
---|---|
◎数値による判断 | %D線・S%D線が共に80%以上を示すとき |
◎線の見方 | S%D線が%D線を下から上に抜いたとき |
◆その他逆張りを成功させるコツ
逆張りを成功させるにはもちろんインジケーターも重要です。
しかし、その他にもいくつかコツがあります。
ここでは、逆張りを成功させるためのインジケーター以外のコツについて紹介します。
逆張りに有利な時間帯に取引を実施する
冒頭で逆張りが有効な相場はチャートが上下を繰り返すレンジ相場であるとお伝えしましたね。
このレンジ相場には、発生しやすい時間帯があるのをご存知ですか?
★東京市場は比較的穏やかな値動きが続くので、レンジ相場が起きやすい。
世界の取引市場には「三大市場」と呼ばれる市場がります。
全世界でどこで見ても取引が多い市場です。
世界三大市場とは? | 取引量の多い順に並べると 1・ロンドン市場(PM5時〜翌AM2時) 2・ニューヨーク市場(PM10時〜翌AM7時) 3・東京市場(AM9時〜PM4時) この三つの市場が開場している時間帯は取引量が多くなります。 (カッコ内は開場時間) ※ロンドン、ニューヨークともサマータイムが導入されており、取引時間が変わります。 |
東京市場は、世界三大市場には入っているものの、三つの中では最も取引が少ない市場です。
また、表からもわかるとおり、東京市場がオープンしている9:00から16:00は、他の二大市場であるロンドン市場、ニューヨーク市場がクローズしています。
そのため、取引量が少なく比較的穏やかな値動きが続きやすいのです。
穏やかな値動きの時にはレンジ相場が起きやすく、逆張りの手法にはぴったりの時間帯です。
時間帯によって勝敗を有利に進めたいならこちらの記事を参考にしてください!
★バイナリーオプションは時間帯で稼ぎ方が変わるって本当?理由・稼ぎ方を徹底解説!
◆まとめ
今回はバイナリーオプションの逆張りに有効なインジケーターについて紹介しました。
★逆張りはチャートの動きに逆らった方向にエントリーを仕掛ける手法
★比較的穏やかな「レンジ相場」や「ボックス相場」が適している手法。
★逆張りの手法に適したレンジ相場になりやすいのは、東京市場がオープンしているAM9時〜PM4時
★逆張りに適したインジケーターのおすすめは「RSI」と「ストキャスティクス」
インジケーターのシグナルを見逃さずに、着実にエントリーを続けていきましょう。
そうすることで、少しずつ勝率を上げ、稼ぐ事ができるようになりますよ。
自分に合ったインジケーターを見つけ、使いこなせるようになりましょう!