バイナリーオプションを学んでいくと、
様々な攻略法があることに気づかれるでしょう。
その中でも、「水平線」はよく出てくる攻略法であるとともに、初心者でも身につけやすいという特徴があります。
今回は、水平線の意味から引き方、攻略方法まで分かりやすくお伝えいたします!
◆水平ラインとは?
それでは、水平ラインとは何か?についてまずご紹介いたします。
★相場のある値同士を「水平」に結んだものが「水平ライン」★
水平ラインには大きく分けて2種類あります。
- レジスタンスライン
高値同士を結んで平行に引いた線のことです。
別名で支持線などと呼ばれます。
- サポートライン
安値同士を結んだ線のことです。
別名で抵抗線などと呼ばれます。
ちなみに、水平ラインと同じくらいよく出てくるラインで「トレンドライン」というものがあります。
★「トレンドライン」とは、トレンドが発生した際に引くラインのこと★
- 上昇トレンドが発生している時は安値同士を結んで線を作ります。
- 下降トレンドが発生しているときは高値同士を結んで線を作ります。
◆水平線を引きやすい相場はあるのか?
水平線とトレンドラインについて理解ができたところで、水平線を活用しやすい相場はあるのか?について考えてみましょう。
水平線とは、高値・低値に線を引くことですので、その線が引きやすい相場を探すことがポイントとなります。
相場には大きく分けて2種類の相場があります。
- 「レンジ相場」‥相場が一定の範囲内で上下の変動を繰り返す相場のこと
- 「トレンド相場」‥昇もしくは下降の勢いをもって推移していく相場のこと
水平線は、一定の高値・低値を探して引く線のことですので、「レンジ相場」で力を発揮します。
ちなみに、すべての相場を見たときに7~8割が、「レンジ相場」であるといわれています。
残りの2~3割がトレンド相場です。
◆水平線の引き方にコツはあるのか?
引きやすい相場について理解ができたできましたか?
正直、この水平線の引き方に正解はありません。
しかし、引き方のコツについては、参考までにお伝えできます。
★水平線を引くときのコツは「同じ価格」★
チャートを眺めていると、チャートが上下する価格帯に一定の法則があることに気が付きませんか?
おそらく、同じような価格帯で、何度も上下しているのではないでしょうか?
★価格帯が見つかったらその中でも最も反発している「回数」が多い価格を探しましょう★
その価格に線を引くと、上手に水平線を引くことができますよ。
参考にしてみて下さい。
◆水平線でのエントリーのポイントは?
水平線の「レジスタンスライン」「サポートライン」の意味と引き方が理解できたでしょうか?
水平線は、とてもメジャーな線です。
そのため、多くの投資家が意識をしている線でもあります。
よって、この線の付近では「トレンドの反転」が起こりやすいです。
具体的に説明してみていきましょう。
- チャートが上昇していって、「レジスタンスライン」まで近づいている。
「そろそろ反転し、下降に転じるのではないか?」と考える投資家は多くいます。
よって、この付近では、売りが集中します。
その結果、チャートが、実際に下降に転じます。
逆もしかりです。
- チャートが下降していき、「サポートライン」まで近づいている。
「そろそろ反転し、上昇に転じるのではないか?」と考える投資家は多くいます。
よって、この付近では買いが集中します。
その結果、チャートが、実際に上昇に転じます。
★つまり「水平線付近では、チャートが反転しやすい」★
しかし、下記のような場合もあるので要注意です。
多くのチャートでは、レジスタンスライン・サポートライン付近でチャートが反転するのですが、トレンドが強い場合は、この線を突き抜けてしまうことがあります。
もし、チャートに強いトレンドを感じた場合は「順張り」でのエントリーに切り替える、という方法もありますので参考にして下さいね。
◆水平線を利用しやすい時間帯はあるのか?
水平線について理解が深まってきたところで、時間帯についても着目してみましょう。
まず、前提として、取引のオープン・クローズの時間帯には取引が大きくなる傾向があります。
特に下記の3つの市場については、取引量が多く「世界3大市場」とも呼ばれるほどです。
- 東京市場
- ロンドン市場
- ニューヨーク市場
水平線とあわせてこれらの市場のオープン、クローズの時間を意識すると、エントリーのコツもつかみやすくなりますよ。
順番に市場とエントリーのコツについてみていきましょう。
【東京市場】
東京市場がオープンするのは9:00、クローズは17:00です。
東京市場は3大市場の中での大きさは3番目となります。
★市場がオープンしていても、トレンド相場にはなりにくい★
東京市場がオープンしている時間帯は、水平ラインを有効に活用してエントリーを実施しやすいですよ。
【ニューヨーク市場】
ニューヨーク市場がオープンするのは、日本時間で22:00、クローズするのは05:00です。
ニューヨーク市場はロンドン市場に次いで取引量が多いと言われています。
また、相場に最も影響を与えると言われているアメリカの経済指標についてもニューヨーク市場がオープンしている時間帯に発表されます。
★取引量が多く、経済指標などの発表の多いこの時間帯はトレンドが発生しやすい★
そのことを念頭に置いた上で水平線を意識しながら、エントリーするとよいでしょう。
【ロンドン市場】
ロンドン市場がオープンするのは日本時間で17:00、クローズは03:00です。
実は17:00は世界中の投資家が活動している時間帯です。
そのため、チャートの動きが活発に!
このため、相場はトレンドが出やすくなります。
水平線を意識しつつも、突き抜けることを念頭において投資すると上手にエントリーすることができるでしょう。
◆まとめ
今回は、水平線について、その種類からエントリーへの応用方法、エントリーのコツについて分かりやすくお伝えしてきました。
下記にまとめてみましょう。
★水平線の種類★
- 高値同士を結ぶ「レジスタンスライン」
- 低値同士を結ぶ「サポートライン」がある
★水平線が力を発揮する相場★
- 「トレンド相場」で力を発揮
★水平線付近では、チャートが反転しやすい
★時間帯を味方につけると、水平線をより活用しやすくなる!
水平線を理解し、活用して、利益をあげていきましょう!