バイナリーオプションをやっていくと「レンジ相場」という言葉を必ずと言っていいほど耳にするでしょう。
今回は非常によく耳にする「レンジ相場」という言葉の意味から、この相場の有効な攻略方法までを分かりやすくお伝えいたします!
◆そもそもレンジ相場って何?
バイナリーオプションを実施する際に耳にする「レンジ相場」とは、相場が値動きしていく範囲の中で、相場が上下変動を複数回繰り返すことを言います。
持ち合い相場やもみ合い相場、ボックス相場とも呼ばれているよ!
全て同じ意味なので覚えてくださいね。
レンジ相場はチャートの中で7~8割を占めますが、レンジ相場を読むのは正直難しい部分があります。
しかし、半数以上を占める相場でもありますので、この「レンジ相場」を上手に攻略できれば、確実に勝率をあげていくことができる、といえます。
- レンジ相場の特徴や注意点
- レンジ相場攻略のために見極めたい指標
これらについて分かりやすくお伝えしていきます!
◆レンジ相場の特徴は「待つ時間が長い」こと!
先ほどお伝えしたように、レンジ相場というのは相場が上下変動を複数回繰り返す相場です。
そのため、相場が上に行くか、下にいくか、どちらに行くかが非常に不確定な状態ということもできます。
レンジ相場は不確定で、リスクがつきものです。
しかし、相場全体の7~8割を占めることを考えると見極めることでが勝率を上げることに役立つのです。
レンジ相場は「待つ相場」と言われるくらい重要なポイントなんですよ。
「レンジ相場」を抜けると「トレンド相場」に入ります。
- 値が上下をしながらも、上昇を繰り返していく「上昇トレンド」
- 値が上下をしながらも下降をしていく「下降トレンド」
このトレンド相場に入ると一気に傾向が読みやすくなります。
このトレンドの変化は、正直、人間の心理によるところが大きいですので、
◆レンジ相場での注意点
先ほどもお伝えしたように、レンジ相場というのは、上昇トレンドにいくか、下降トレンドにいくか迷っている状況です。
もちろん、レンジ相場でもエントリーできる指標もありますので、そちらは追って説明したいと思います。
一つ補足をお伝えします。
レンジ相場と一口に言っても、人によって定義が違うこともあります。
つまり、ある人にとっては「レンジ相場」に思える相場も、別の人にとっては「トレンド相場」にみえることもあるんです。
ここは経験がものを言いますので、さまざまなチャートをみて判断していくことが求められます。
同様に「レンジブレイク」についても、正確な定義があるわけではないんですね。
下値だと思っても、さらに下降したり、高値だと思ってもさらに上昇したりすることも。
色々と述べてきましたが、全体的に不確定要素が強いのがレンジ相場、という点を頭に入れておいていただければと思います。
- レンジ相場は相場が上下変動を複数回繰り返す相場のこと
- 不確定要素が強い相場である
- 一番のポイントは待つこと
- レンジ相場とトレンド相場の見極めには経験がものをいう
- エントリーするには少々リスクが高い
◆どのような相場でエントリーすればよいのか?
不確定要素の多いブレイク相場ですが、その分変動も大きいので、ここで勝てると大きな勝率が稼げます。
ここからは、具体的にレンジ相場がどんな状況になったときにエントリーをすればよいのか?
それを見極める指標について、詳しく解説していきます!
◆レンジ相場を攻略するために見極めたい指標
不確定要素が多いレンジ相場ですが、その中でもレンジ相場を攻略するために見極めたい指標というのは存在します。
ここでは、レンジ相場を攻略するために見極めたい指標をご紹介します。
特に、「逆張り」を実施する際にとても相性のよい2つの指標
- 「ストキャスティクス」
- 「RSI」
についてご紹介します!
◆逆張りとは?
レンジ相場攻略の前に「逆張り」と言う言葉についても軽く説明しておきましょう。
逆張りとはつまり次のような方法のこと
- 価格が下落しているときに「上がる」と予想したタイミングでエントリー
- 逆に価格が上昇しているときに「下がる」と予想したタイミングでエントリー
レンジ相場は、冒頭でお伝えしたように相場が上下変動を繰り返している相場のことです。
と、いうことは、レンジ相場は反発を起こす可能性がとても高い、ということなのです。
【ストキャスティクス】
はじめにお伝えするキーワードは「ストキャスティクス」です。
チャートを表示させると、0-100%の間に2つの線が現れますね。
その二つの線はそれぞれ、%K線と、%D線と呼ばれます。
- %K線は基本となり、メインの動きをする短期線のこと
- %D線は、%K線を平均化した中間線のこと
この2つの線の大小を見ることで、相場の状態がわかる
- 2つの線が0%に近づいているときは「売られすぎ」
- 2つの線が100%に近づいている時には「買われすぎ」
一般的に%K線が20%程度以下では売られすぎ、%K線が80%以上では買われすぎの傾向がある。
%K線、%D線が交差する時は相場が変化する重要なポイント!!
為替が過去の最安値に近づいているとき、この2つの線は0%に近づきます。
反対に、為替が過去の最高値に近づくと、2つの線は100%に近づきます。
最高値と最低値の真ん中であれば50%に近づくことになりますね。
一般的に%K線が20%程度以下では売られすぎ、%K線が80%以上では買われすぎの傾向があると言われています。
しかし、これはあくまで一般論であり、それぞれのチャートが持つ癖もありますので、あくまで1つの傾向として捉えてください。
また、これら2つの線が交差する時は相場が変化する重要なポイントです。
線が交差するタイミングとは?
%K線が%D線を下から上に突き抜けた時(ゴールデンクロス)。
ゴールデンクロスが発生した時というのは、相場は上昇する傾向があります。
逆に%K線が%D線を上から下に突き抜けた時(デットクロス)。
デットクロスが発生した時は、相場は下落する傾向があります。
【RSI】
もう一つのキーワードは、「RSI」です。
これは、「Relative Strength Index」の略語で、日本語では「相対力指数」と訳されます。
RSIは、前日の終値と比較していくら上昇したか?下降したか?を元に算出されます。
RSIの値は0~100%の間です。
- 50%以上の値が出ると上昇局面
- 50%以下が下降局面
- 買われすぎのため「ローエントリー」。すなわち下降の局面を迎えます。
RSI値が30%を超えたら
- 売られすぎのため、「ハイエントリー」、すなわち上昇の局面を迎えます。
しかし、これだけで売り買いの局面を判断することは危険です。
逆張りとは価格の流れとは逆方向にエントリーすること。
- レンジ相場は反発する可能性が高いため有効な方法です。
逆張りに相性が良い指標二つ
- ストキャスティクス‥%K線、%D線の大小で売られすぎ、買われすぎを判断する。
線が交差するタイミングで相場の上昇・下降を判断。
- RSI‥「価格があがる」もしくは「価格が下がる」力がどの程度強いのかを判断する指標
価格の上下の傾向がわかる。ただし、これだけで判断するのは危険
レンジ相場を攻略するために、これらの指標を見極めましょう!
◆まとめ
以上、長くなりましたが
- レンジ相場の特徴
- 注意点
- 攻略のための有効な指標 についてお伝えしました。
これらを踏まえた上で、経験を積みながら着実に勝率をあげていきましょう!