バイナリーオプションをはじめると、様々な手法とインジケーターがあることに気がつきますね。
今回は、その中でも「CCI」を使った手法について解説します。
CCIを使いこなして、バイナリーオプションの取引を成功させましょう!
◆バイナリーオプションのCCIって何?
CCIとは、「Commodity Channel Index」の略で、日本語では、商品「商品チャンネル指数」と訳されます。
1980年にアメリカのドナルド・M・ランバートによって提唱されました。
○主に相場の「売られすぎ」や「買われすぎ」をあらわすオキシレーター系のインジケーターの一つです。
★オキシレーター系のインジケーターとは?
⭐︎売られすぎ・買われすぎを知るインジケーター
⭐︎逆張り手法との相性が良い
なお、インジケーターには他にも、順張り向きの「トレンド系インジケーター」も存在します。
自分の手法に合わせて適切なインジケータを選びましょう。
RSI(Relative Strength Index・相対力指数)には下記のような特徴があります。
- 0から100までの値で表される
- 20から30以下で売られすぎ、70から80以上で買われすぎを示す
一方でCCIの特徴は下記です。
- 値の制限はなくマイナスになることもある
- 移動平均線との距離を過去の平均と比較して示す
- 100位上の値で買われすぎ、-100位上の値で売られすぎを示す
CCIは移動平均線と比較して値が決定します。
○CCIは単純移動線との距離が過去の平均に比べてどうかということを示す
- 移動平均線と比べて現在の値が高ければプラス
- 移動平均線と現在の値が同じであれば0 という指標で表す
◆CCIのメリット・デメリット
CCIの特徴は前述のとおりです。
ではCCIを用いる際のメリット・デメリットについても見ていきましょう。
★CCIのメリット1.逆張り・順張りどちらの手法にも利用できる
オキシレーター系のインジケーターは逆張りと相性が良いです。
しかし!
★CCIについては、順張りでも利用することができるんです!
○順張りで使うときの判断基準
- CCIが0以上のとき→上昇トレンド発生
- CCIが0以下の時→下落トレンド発生
○逆張りで使用するときの判断基準
- CCIが100以上のとき→買われすぎのため、じきにチャートが下落する
- CCIが-100以下のとき→売られすぎのため、じきにチャートが上昇する
★CCIの値が高ければ高いほど買われすぎ、低ければ低いほど売られすぎです。
比較的シンプルに使いこなせます。
是非、自分の手法にあわせて使ってみてください。
★CCIのメリット2.値動きに対する反応が敏感
値動きにに対する反応が早いと言われるインジケーターで有名なのがEMA(Exponential Moving Average・指数移動平均)です。
★CCIは、EMAよりも値動きに対して敏感に反応するんです!
相場の動きを敏感に感じ取れる方が、値動きにも瞬時に反応できます。
○EMAとは?
⭐︎平均移動線の一種
⭐︎指数関数を利用して一定期間の平均値を表示した線
CCIは単純移動平均線よりも直近の値に着目した移動平均線です。
相場に対して敏感に値が変化する特徴があります。
★CCIのデメリット1.だましが発生しやすい
完璧に見えるCCIですが、デメリットもあります。
だましとは?
インジケーターが示す値と反対方向にチャートが動いてしまうことです。
CCIのメリットは、相場に敏感に反応すること言いました。
そのとおりです。
微々たる動きも敏感に察知してしまうがゆえに、大きな反転やトレンドが生じるに至らないケースもあります。
◉CCIは上限と下限がありません。
たとえば、マイルールを100以上としていた場合、150や200に変更してみるのも一つの手と言えます。
チャートの特徴を見極めながら自分なりの値を設定してみましょう。
◆CCIを活用したバイナリーオプション攻略法
★CCIは単体でも使えるインジケーターです。
しかし、他のインジケーターと組み合わせることで、より確実で正確な予測が可能になります。
ここでは、CCIと合わせて使用したいインジケーターについて紹介します。
★CCIと併せて使いたいインジケーター1:RSI
RSIは、「Relative Strength Index」の略で、日本語で訳すと「相対力指数」と示されます。
RSIとは?
- CCIと同じく、売られすぎ・買われすぎを示す指標の一つ
- 数値は0から100の間で示されます。
具体的には下記のように使用すると良いでしょう。
- CCIが-100以下 かつ RSIが30以下の時→チャートが上昇すると予想してエントリー
- CCIが100以上 かつ RSIが70以上→チャートが下落すると予想してエントリー
RSIはCCIと同じく系統のインジケーターですが、計算式が違います。
このため、2つともが売られすぎ または 買われすぎを示す事で、より説得力が増す形でエントリーが可能になるのです。
★CCIと併せて使いたいインジケーター2.ストキャスティクス
ストキャスティクスも、CCI・RSIと同様に売られすぎ・買われすぎを示すオキシレーター系のインジケーターです。
- 売られすぎ・買われすぎを示す指標の一つ
- 直近の終値を見る%K線、%Kを移動平均化してできた%D線の2つの線からなるのが特徴
ストキャスティクスとCCIと組み合わせて使う場合、下記のような使い方をおすすめします。
- CCIが100以上 かつ ストキャスティクスが80以上→買われすぎのため、チャートが下落する方向にエントリー
- CCIが-100以下 かつ ストキャスティクスが20以下→売られすぎのため、チャートが上昇する方向にエントリー
ちなみに、ストキャスティクスの売られすぎ・買われすぎのサインは下記で見極めることも可能です。
- 売られすぎ→%K線が%D線を上に抜けるようにクロスする
- 買われすぎ→%K線が%D線を下に抜けるようにクロスする
そうすることでより堅実で確実にエントリーすることが可能になります。
◆まとめ
今回は、バイナリーオプション のオキシレーター系インジケーターCCIについて、説明しました。
下記に簡単にまとめます。
- CCIは、売られすぎ・買われすぎを示すオキシレーター系インジケーター
- 順張りにも逆張りにも使用できる
- 敏感であるため、だましが発生しやすい
- 他のインジケーターと組み合わせることで、より確実・堅実にエントリーが実施できる
CCIの特徴を理解し使いこなすことで、バイナリーオプションで着実に収益を稼げるようになりましょう!